甚目寺漢音消防訓練 〜第60回文化財防火デー〜

 毎年1月26日は文化財防火デーです。文化財防火デーは、昭和24年1月26日に現存する世界最古の木造建造物である法隆寺の金堂が火災となり、国宝の壁画である十二面壁画の大半が焼損したことを契機としており、今年で第60回目をむかえました。
 平成26年1月24日(金)、甚目寺観音がこの文化財防火デーの一環として、当消防組合、あま市甚目寺消防団及び甚目寺観音自衛団が協力し、合同消防訓練を実施しました。当日はあま市甚目寺小学校の児童も見学に来ており、重要文化財を守ることの大切さを学びました。

●甚目寺観音には、たくさんの重要文化財があります。上記写真は重要文化財建造物の南門、東門及び三重塔です!
●訓練会場では早朝から関係者が入念な訓練準備を行っています。あま市甚目寺消防団の方々も早くから車両の点検・整備を行います。
●あま市甚目寺小学校の児童も見学参加! ●訓練が開始されました!火災を発見し、すぐさま重要文化財を安全な場所へ避難させます!
●発見者は間髪入れずに119番通報! ●甚目寺観音自衛団の方々が消火器及び放水銃を使用し初期消火にあたります!
●119番通報を受けた消防隊が到着しました!指揮隊はただちに指揮本部を設置し、各隊に必要な指示を与えます!
●消防隊が到着しました!すかさず、あま市甚目寺消防団の方々と連携をとり、一斉放水!火災を鎮火させました。
●訓練終了後には、管理者であるあま市長、消防長、あま市消防団長及び甚目寺観音副住職からお言葉をいただきました。
●その間にあま市甚目寺小学校の児童は、消防車の見学等を行い、終了後に文化財防火デーに伴う合同消防訓練は幕を閉じました。


                  〜甚目寺観音訓練を終えて〜

                                消防第三課指揮・指令担当班
                                消防副士長  笹木 一人

 毎年実施される文化財防火デーに伴い、甚目寺観音で合同消防訓練が行われました。
 私は3年連続でこの訓練に参加しており、1年目ははしご車隊、2年目はタンク車隊として放水訓練を実施しましたが、今年は指揮隊を経験させてもらいました。現場の状況を把握し、適切な指揮をとる立場での参加は初めてですが、今回の訓練では、落ち着いて各隊の活動状況を判断し、中隊長のサポート及び各小隊長との連携をとることができたと思います。今後も初心を忘れず、日々努力していきたいと思います。
 また、今回の訓練に参加した甚目寺観音自衛団及びあま市甚目寺消防団の方々、本当にお疲れ様でした!そして、この訓練を見学されたあま市甚目寺小学校の児童や地域の方々の、より一層の防火意識向上に繋がればと思います。ありがとうございました!
 
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